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お金日和

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今日は11月7日 土曜日

家計簿が続かない人のための「3色ボールペン家計管理」入門

家計簿が続かない人のための「3色ボールペン家計管理」入門

家計簿アプリを入れては三日坊主、ノートに書き始めてもすぐに挫折——。そんな経験はありませんか。

はじめに

「細かく記録しなくては」と思うほど、家計管理のハードルは上がってしまいます。そこでおすすめしたいのが、3色ボールペンだけでできる、ゆるくて続けやすい家計管理の方法です。

数字に強くなくても、ズボラでも大丈夫。日本の共働き家庭や子育て世帯にも取り入れやすい、シンプルなやり方をご紹介します。


3色ボールペン家計管理とは?

この方法は、支出を

  • 「必要な支出」
  • 「できれば抑えたい支出」
  • 「自分や家族の満足度が高い支出」

といったように色分けして、ざっくり見える化するだけの家計管理法です。

用意するもの

  • ノート1冊(メモ帳でもOK)
  • 3色ボールペン(赤・青・緑など、手元にあるものでOK)

スマホのメモアプリと絵文字やマークを組み合わせて実践することもできます。


色ごとのルールを決める

色の意味は、自分なりに決めて構いませんが、ここでは一例をご紹介します。

  • 青:生活に必要な支出

家賃、水道光熱費、通信費、食費、保険料、通勤定期、保育料など

  • 緑:将来のための支出

貯金、つみたて投資、学資の積み立て、iDeCo掛金など

  • 赤:楽しみや工夫の余地がある支出

外食、コンビニ、ネットショッピング、嗜好品、サブスクなど

こうして色分けしておくと、家計を見直すときに、

  • どの色が多いか
  • どの赤い支出は「残したい楽しみ」か

が直感的に分かります。


記録は「全部」ではなく「大きめの支出」だけでもOK

家計簿が続かない原因の多くは、

  • すべての支出を完璧に記録しようとする

ことにあります。

3色ボールペン家計管理では、

  • 1,000円以上の支出だけ書く
  • クレジットカードの利用だけ書く
  • 平日はざっくり、休日だけ詳しく書く

など、自分にとって無理のないルールで構いません。

記録の例(1日のページイメージ)

2026年4月10日(金)

  • 青:家賃引き落とし 80,000円
  • 青:電気料金 6,500円
  • 青:スーパー 3,200円
  • 赤:仕事帰りのカフェ 620円
  • 赤:ネット通販(服) 5,980円
  • 緑:つみたてNISA積立 10,000円

合計や残高まで計算できれば理想的ですが、最初は「色をつけて書くだけ」でもOKです。


週1回の「色チェックタイム」を作る

ただ書くだけでなく、週に1回だけ振り返る時間を作ると、家計の感覚がぐっとつかめてきます。

振り返りのポイント

赤色の行数が多すぎないか

「残したい赤」と「減らしてもよい赤」を分ける

緑の行(将来のための支出)がちゃんと存在しているか

ノートをパラパラとめくってみて、

  • 赤が多い週
  • 青ばかりで「なんだか息苦しさ」を感じる週

など、自分の気持ちも一緒にふりかえると、家計管理が「我慢」ではなく「暮らしの整え方」になっていきます。


「減らすべき支出」ではなく「守りたい支出」を決める

節約というと、「どこを削るか」ばかり考えがちです。しかし、長く続く家計管理のコツは、まず“守りたい支出”を決めることです。

3色ボールペンで1〜2週間書いてみたら、赤い支出の中から、

  • これは自分にとって大事な楽しみ
  • 家族の時間として大切な外食

といった「残したい赤」を○で囲んでみてください。

逆に、

  • 惰性で入っているサブスク
  • なんとなく買っているコンビニスイーツ

など、満足度が低い赤には△や×をつけておきます。翌週からは、この△や×の赤を少しずつ減らしていくイメージです。


公共料金や保険料など“見直し候補”も色で分かる

青で書いた支出の中には、

  • 電気・ガス
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 保険料

など、固定費として毎月継続的に出ていくものがあります。

ノートを見返して、これらの青い行に印をつけておくと、「見直すと効果が大きい場所」が分かりやすくなります。

  • スマホ料金プランの変更
  • 不要なオプションやサブスクの整理
  • 公的医療保険と民間保険のダブりチェック など

具体的な見直しの方法は、銀行や保険会社、携帯会社の公式サイトや窓口で確認しましょう。公的医療保険には、高額療養費制度などもありますので、厚生労働省などの情報も役立ちます。


NISAやiDeCoも「緑」で意識づけ

長期の資産形成は、どうしても「あとで」「時間があるときに」となりがちです。

3色ボールペン家計管理では、

  • NISAのつみたて
  • iDeCoの掛金
  • 学資のための定期預金

など、将来のためのお金の動きはすべて緑で記録します。

こうして「毎月ちゃんと緑がある」状態を作ることが、将来への不安を小さくし、投資や積立を続けるモチベーションにもつながります。

※NISAやiDeCoの制度内容や年間の上限額は、法改正により変更されることがあります。最新情報は金融庁や国民年金基金連合会、日本年金機構などの公式情報をご確認ください。


今週できる「3色家計管理チェックリスト」

ノートと3色ボールペンを用意する(スマホメモでも可)

青・赤・緑の意味を自分なりに決めて、最初のページに書いておく

今日から1週間、「1日3〜5行だけ」支出を書いてみる

週末にノートをパラパラ見返し、赤い支出で「残したいもの・減らしたいもの」に印をつける

来週から「減らしたい赤」を1つだけ意識して減らしてみる


気をつけたいポイント

  • 最初から完璧を目指さない

合計金額や予算をきっちり出さなくても大丈夫です。「色をつけて書く」「ざっくり振り返る」だけでも、家計感覚は少しずつ育っていきます。

  • 投資の“緑”はリスクもあることを忘れない

NISAやiDeCoなどの投資商品には、元本割れのリスクがあります。緑の支出は「将来のためのお金」ではありますが、預貯金とは性質が違うことを理解したうえで、無理のない範囲で行いましょう。

  • 制度やサービスの詳細は必ず公式情報で確認する

NISA・iDeCo・保険・通信料金などの条件や手数料は変更されることがあります。必ず金融機関や関係省庁の公式サイトで最新情報をチェックしてください。


おわりに

家計管理は、「できない自分を責めるもの」ではなく、「お金と仲良くなる練習」です。

3色ボールペン家計管理は、数字よりも「色」と「感覚」を大切にする方法です。完璧を目指さず、まずは1週間だけ試してみてください。

色のバランスが少しずつ変わっていくのを感じられたら、それは家計だけでなく、暮らし全体が整い始めているサインかもしれません。


参考資料

  • 金融広報中央委員会「知るぽると」https://www.shiruporuto.jp/
  • 金融庁「NISA特設ウェブサイト」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/
  • 国民年金基金連合会「iDeCo公式サイト」https://www.ideco-koushiki.jp/
  • 厚生労働省「医療保険制度について」https://www.mhlw.go.jp/
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